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性感染症の垂直感染の疑いとジスロマック

ウィルス

ウイルスや細菌、真菌などが他人から感染することによって起きる病気を感染症といい、特に性行為によって相手から感染してしまうものを性感染症、略称でSTDと呼んでいます。
このような病気はじつに多様ですが、なかには性感染症であるにもかかわらず、性行為以外の原因によって感染することもないわけではありません。
そのひとつに性器クラミジア感染症とよばれる性感染症があります。

この病気は、クラミジア属に含まれる微生物に感染をすることにより、初期症状としては、尿道に軽い痛みがあったり、おりものの量が増えるといった程度です。
しかし、放置してしまうと、特に女性の場合には子宮頚管炎や卵管炎、子宮内膜炎などを引き起こし、はげしい腹痛で救急搬送されることもあるほか、早産や不妊の原因にさえなることがあります。

クラミジア感染症は、実は妊娠している女性が感染していた場合、垂直感染といって、産道を通るときに赤ちゃんにまで感染してしまうことがあるのです。
そのため、性器クラミジア感染症の疑いがある場合には、ともかくも出産前に検査を受けて、適切な処置をする必要があるといえます。

クラミジアは、実は性器や周辺に影響をおよぼすほかに、目に入って結膜炎を引き起こすこともあり、一般にトラコーマと呼ばれて昔から警戒されていたものです。
クラミジアの垂直感染の場合には、新生児がこのトラコーマにかかってしまうことが多く、ほかには肺炎を引き起こすような場合もあります。

性器クラミジア感染症に対しては、ジスロマックのような抗生物質が比較的効果があります。
ジスロマックを数日間服用することによって、クラミジアの体内における増殖が抑制されれば、感染にともなう症状も自然に消滅します。

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